微生物学 平成16年度 前期
担当:赤田 倫治 7/23/04
「講義内容のまとめ」
第1回目4/16
微生物はどこにいるのか?手や空気中の微生物を検出する実験。
微生物研究法の基本:1)顕微鏡技術,2)殺菌技術,3)分離増殖技術。レーウェンフック、パスツール、コッホたちは、微生物学において何をした人たちか?
第2回目4/23 コロニーを考える。微生物のサイズと数。生物界の分類
コロニーとは何か。微生物のサイズはどのくらい?生物には、どんなものがいるのか?
真核生物、原核生物。ウイルス、細菌、かび、原生動物など。原核生物と真核生物の違いはなにか?単細胞生物と多細胞生物。動物,植物,菌類。
第3回目4/30 食べるということから,生物体を考える。食べたものは消化され,吸収されるが,それは結局どうなっていく?生物体を構成する分子とは?糖、アミノ酸、脂肪、ヌクレオチド
第4回目5/7 微生物は、どうやって生きているのか?微生物発酵
生物の物質代謝のこと。何のために食べて、食べたものはどうなるのか。解糖系とアルコール発酵。
ヒトも微生物も同じという感覚。
第5回目5/14酒と微生物。
糖化と発酵ドライビール。お酒の話。日本酒、ビール、ワインは、どのように作られているのか?どんな微生物が関わる?
第6回目5/21食品と微生物。発酵食品
みそ,醤油,大豆発酵食品。ヨーグルト,チーズ。食品微生物との関係。
第7回目5/28味。
甘,酸,塩,苦,うま味。酢。酢酸発酵。甘味料。フルクトオリゴ糖 アスパルテーム。 味の素。グルタミン酸。微生物によるアミノ酸生産。時代が変わる。
第8回目6/4アミノ酸発酵
グルタミン酸の微生物生産からアミノ酸生産へ。アミノ酸生産量を高める方法 微生物を改造する。フィードバック阻害とリプレッション。
第9回目6/11 からだと微生物1:抗生物質とは何か?
抗生物質はどのように発見されたか?どんな微生物がどんな抗生物質を作っているのか。抗生物質にはどんなものがありどのように細菌を殺すのか?病気と抗生物質の関係。
第10回目6/25 からだと微生物2:抗生物質の作用機構。
薬が効くということを構造から考える。ペニシリンの作用機構。
薬剤耐性菌の話。抗生物質耐性菌。耐性菌の耐性となるしくみ。
第11回目7/2抗生物質から生理活性物質へ
微生物に求めればなんでも手に入る。抗がん剤からコレステロールを下げる薬など。
第12回目7/9からだと微生物3:ウイルスと病気
ウイルスとはどのような微生物か?エイズとはどのような病気か?ウイルスはなぜこわいか。
第13回目7/23からだと微生物4:免疫の話。
病原菌からどのようにヒトの体は守られているのか?どうして病気から直るのか?抗原抗体反応とはどんなものか?予防接種とは何?
講義のポイント
微生物はどのようにして発見されてきたか?微生物を扱う技術は?
原核生物と真核生物とは?生物をどう分類する?
発酵とは何?ワイン,日本酒,ビールなどのお酒はどのような微生物で造られ,その役割は?
味噌,しょうゆ,納豆や,チーズ,ヨーグルト,味の素などと微生物の関係は?
アミノ酸発酵と微生物の改造。アミノ酸発酵はどのように始まったか。
抗生物質とは?誰がどうやって発見したか。
抗生物質の作用機構は。どんな抗生物質がある?
薬剤耐性菌とはどんなもの。どうして怖い。
生理活性物質とは?
ウイルスの生活環。ウイルスの怖さとその理由。
エイズウイルスが怖い理由は。
病気を治す免疫とは?