遺伝子工学 平成16年度後期 担当:赤田 倫治 1/26/05
「講義内容のまとめ」
1: 10/6 メンデルと血液型 遺伝学 染色体と遺伝子。 遺伝学と遺伝子の概念。遺伝因子の発見。遺伝子とは何をする。ABO血液型とその遺伝子。優性,劣性,分離独立,形質,遺伝子座
2: 10/13 染色体,核,DNA。分子としての遺伝子。遺伝子も物質。遺伝子はDNA。DNAやRNAの構造:ポリマー,糖,リン酸,塩基,A, T, G, C, ヌクレオチド
3: 10/27 2重らせん。5', 3', 相補的,DNAの複製。DNAポリメラーゼ。PCR。相補的な配列を利用して目的遺伝子を合成する方法の原理。
4: 11/17 DNAの複製とPCR法。その応用
5: 11/24 転写,翻訳。ABO遺伝子の翻訳。セントラルドグマ! 遺伝子とタンパク質の関係。DNA→RNA→タンパク質 遺伝子からタンパク質ができるしくみ。転写,翻訳,遺伝暗号,mRNA, tRNA, rRNA,リボソーム。
6: 12/1 遺伝子からタンパク質へ。塩基配列がタンパク質のアミノ酸配列を規定(コード)することの重要性. 変異。
7: 12/15 遺伝子発現の調節。RNAポリメラーゼ。プロモータ。発生と遺伝子発現。
8: 12/22 遺伝子組換え技術。DNAを切る,つなぐ,のせる,入れる。制限酵素。リガーゼ。大腸菌。細胞内へ遺伝子を導入する方法。運び屋としての「ベクター」。プラスミド,ファージ,コスミド,ヤック。
9: 1/12 プラスミド。組換えDNA技術とは。遺伝子ライブラリー(バンク)をつくる
10: 1/19 遺伝子を発現させて有用タンパク質を生産させる。プロモータの重要性。遺伝子ライブラリーから遺伝子をクローニングする。
11: 1/25 がん。ガンと遺伝子。ガンとはどんな病気か。情報伝達とがん遺伝子。
12: 1/26 まとめ。
プリント
10/13: メンデルの法則と血液型, 10/27: DNAの構造と複製,
11/17: DNA複製とPCRの原理, 11/24: PCR法とその応用,
12/1: 遺伝子からタンパク質へ, 12/15: DNAと遺伝子(プリントなし),
12/22: 遺伝子発現の調節, 1/12: 遺伝子DNAを操作する,
1/19: プラスミドベクター, 1/25: 有用タンパク質生産,
1/26: まとめ。
講義のポイント
遺伝子とはなにか?
DNA, RNAの構造とそれらの違い。DNA, RNAの役割の違い。染色体と遺伝子とDNAの関係。ゲノム。
タンパク質とはなにか?
遺伝子からタンパク質ができる過程。
遺伝子の発現機構。遺伝子発現の調節のしくみ。
遺伝子を扱うための実験システム。組換えDNA技術
ベクターとはなにか?プラスミドとは?プラスミドに必要不可欠のものは?
制限酵素とはどんなもので何のために使われるのか。
遺伝子工学の応用分野,有用蛋白生産,遺伝子組換え農作物
自分で有用遺伝子からタンパク質を生産する過程が説明できるか?
PCRの原理と応用,遺伝子診断。DNA鑑定。
ガンと遺伝子。ガンとは何?
ヒト遺伝子を酵母でとることの意味と原理。