実験の感想

 

A班

    私は、遺伝子組換え実験をしてすごくいい勉強になりました。山口大学の先生は、何の先生ですか?遺伝子の研究をされているのですか?ぜひ私にももっとくわしく教えてください。

 

    α-アミラーゼはデンプンを分解する酵素だから、酵母はα-アミラーゼ遺伝子を持っていないのでデンプンを分解できないと分かりました。こうじ菌のα-アミラーゼ遺伝子を酵母に導入したら、ウラシル合成酵素遺伝子とα-アミラーゼ遺伝子でデンプンを分解できました。遺伝子組換えをするには、デンプンを分解できるα-アミラーゼが重要だと思いました。両遺伝子(α-アミラーゼ遺伝子とウラシル合成遺伝子)は、ベクターDNAによって導入され、そのベクターDNAを導入しなかった酵母は、ウラシル欠損培地では生育できないから死滅すると知りました。

 

    今回、遺伝子組換え実験ができたのは山口大学の先生のおかげです。器具がそろっていたので、実際に培地の上でコロニーを作ることができ、なぜ、デンプンが分解できるのかも知りました。α-アミラーゼ遺伝子を持っていれば、デンプンが分解できることが分かりました。

 

    今まで身近なモノでありながら、まったく意識をしていなかった世界に触れることができ人生観が変わった。酵母一つ一つは、とても小さいけれど生きる為にみんなで集まって生活しているのを見て、自分ももっと頑張って生きようと思った。

最少培地には、とても小さなコロニーしかできていなかったが、最後の実験でデンプンを分解できるようになっているのを確認した時は、集まりは小さくてもその中に多くの酵母がいて、頑張って生きているのだと分かり、酵母のすごさを知ることができてよかった。

 

    デンプンを分解できない酵母をできるように教えてもらいながら、自分たちで遺伝子組換えを行えてよかったです。そして、遺伝子組換えと聞くと、すごく難しいだろうと思っていたが、今回の実験は意外と単純でした。空気中に漂うカビや菌が実験に影響を与えるので、すばやくしなくてはいけないのが大変でした。

 

    自分たちで遺伝子組換えができたことに感動しました。いつもは目で見えない酵母も見ることができてよかったです。

 

    酵母にα-アミラーゼ遺伝子を導入して観察やα-アミラーゼ活性の検出をすることができました。ありがとうございました。

    遺伝子組換えにより、酵母がデンプンを分解できるようになった。そうなったのは「導入」の酵母である。「導入」の酵母は、α-アミラーゼ遺伝子が導入されているため、導入酵母はα-アミラーゼを生成できるようになった。このため、導入酵母は、α-アミラーゼによってデンプンを分解できるようになった。

 

    実験1〜3回を通して、めったにできない実験をさせてもらえたと思いました。1回では、コロニーがなかなかでてこず失敗したかと不安になったけれど、数日したらコロニーが出てきました。コロニーはすごく菌に弱くびっくりしました。常に火を付けていないといけないし、大変でした。山口大学の先生、提供してくださってありがとうございました。

 

    初めて遺伝子組換え実験をし、コロニーを作るのは大変だと思いました。コロニーを作ったり、実験をするためにガスバーナーをつけ無菌状態にしたり、滅菌したりと大変でした。この実験をして、私たちの回りにはたくさんの菌が飛んでいるという事も知りました。菌一つを培養するのは、大変だとも分かりました。

 

    今までテレビなどで、遺伝子組換えによりできた植物やクローンといったニュースを見てきたが、現実味がなかった。自分で遺伝子組換え実験をして、遺伝子組換えがすべて悪いのではなく、遺伝子組換えも使い方であると感じた。今回の実験を行うことで遺伝子組換えが全て悪いというイメージが変わった。

 

B班

    遺伝子組換え実験1〜3をして、酵母やデンプンについて今まで知らなかったことが理解できた。

 

    遺伝子組換え実験は、とても気を使うことが多く大変でしたが、実験が成功して自分が作った酵母を見ることができた時は感動しました。食品のパックなどに書かれている「遺伝子組換え」という言葉を少し理解できました。また、自分で遺伝子組換えの酵母を作り、今まであまりよく分からなかったことが分かりました。また、悪いイメージしかなかった遺伝子組換えのものが、すごくすばらしく思えました。まだ世の中では悪いイメージの方が大きいが、きっと安全性などが認められていつの日か広がり私たちが普通に手にする日が来るかもしれません。貴重な体験をすることができ本当によかったです。いろいろありがとうございました。

 

    遺伝子組換え実験を一からやり、遺伝子の構造や仕組みを知ることができ、とても勉強になった。今、遺伝子組換え食品が、販売されている。人間の体にとって無害なら農薬などを使わなくても病気や害虫に強い野菜ができたらいいなと思った。

 

    酵母は、デンプンを分解することができないのに、遺伝子を導入することによって分解することのできる酵母になったことが1番印象的でした。ガスバーナーを使うなど無菌状態の中での実験は、緊張感があってよかったと思います。

 

    遺伝子組換えをした様々な食品が出回っている中、遺伝子組換え実験を3回にわたり行いました。私が1番おもしろいなと思ったことは、DNAを調べたことです。

 

    3回の実験で、どうやってデンプンは分解できるのかを調べ、無意識に人間はデンプンを分解していることはすごいと感じた。

 

    酵母の中にα-アミラーゼ遺伝子を導入して、酵母を改変することが本当にできるの?と思っていました。遺伝子導入ができ、酵母が改変していることが分かりました。目に見える形で酵母の改変に触れることができ、すごく面白かったです。

 

    今回、実際に遺伝子組換え実験を行ったが、操作が簡単であったことに驚いた。また、今回の実験のようにある生物とは異なる生物の遺伝子であっても、遺伝子を導入することで新しい能力(目的とする能力、今回の場合はデンプンを分解する能力)をもつことができると分かった。

 

    今までした事のなかった実験だったので、とてもいい経験になった。あまり時間がかからない実験だったから、飽きることなく楽しくできたと思う。

 

    DNAとは何かから勉強を始め、酵母がデンプンを分解できるように遺伝子組換えをした。遺伝子組換えが、どのように行われているのか知ることができてよかった。

 

    遺伝子組換えという言葉はよく聞くが、もっと難しいものだと思っていた。しかし、自分で遺伝子組換え実験をして、自分でもできると思った。簡単に遺伝子を組換えられるというのも少し怖いと思った。

 

    生物の遺伝子を組み換えるのだから、大がかりな実験になると思っていた。実際にやると簡単で、スムーズにできた。火をつけるとその周りは、無菌状態になることを初めて知った。

 

    この実験をするまで、よく遺伝子組換えをしていないと表記された食品を見て、普通の食品とどう違うのかよく分からなかった。実験をして、デンプンを分解できなかった酵母が、分解できるようになり遺伝子組換えのすごさや効果が少し分かった。