生物機能応用化学の講義・実験
一部内容は実際の講義とは変更しています。

平成28年度

微生物学
食品・工業・医療の視点から微生物利用技術の基本を学び, 微生物の有用機能とその改造法について知ってほしい。歴史やお酒,周辺にいる微生物を探す実験も取り入れてます。

生物化学T
 生命は不思議なものと感じる人が多いけど,化学の目で見ると,実に多くの物質と反応が巧妙にコントロールされながら複雑に組み合わされて成り立っていることに気付かされます。でもよく見ると,基本的な細胞構成物質の種類は少なくて、これらの基本的物質やそのポリマーの性質をうまく利用して生命の基礎ができていることが分かります。基本となる物質の、アミノ酸、タンパク質、核酸、脂質、糖はいったいどんなものだろうか。これが分かると生命が見えてくる。

生物化学U
 生物化学IIでは生物化学Iにおいて学んだ生体物質が生命活動においてどのような役割を果たすのかを知ろう。考え方としては、ごはんを食べたらエネルギーが出てくること、および、ごはんを食べて体をつくることを学び、生きているということがこれらが完全にうまく調節されており、その調節がかたよると病気になるということ。

遺伝子工学

 今、遺伝子を考えることは、医療や食品、健康、環境、地球など、様々な分野で生命の設計図である遺伝子DNAの考え方をベースに展開している。これからを生きる人は、どんな分野であれ、遺伝子の理解が役に立つ。


生物物理化学
 生物は化学でできているので,生命現象には物理化学的な考え方で説明できることもたくさんあります。ギブスの自由エネルギー,化学平衡,反応速度,溶解度,酸化還元,pH,浸透圧など物理化学的な考え方で生命をると,いきものに対するイメージが変わるかもしれない。

応用化学工学実験V
  これで遺伝子工学がわかる。

・遺伝子工学実験1:自分の細胞を使ってヒト遺伝子をPCRで増幅

  染色体や細胞構造の理解
  PCRの原理の理解

・遺伝子工学実験2:人工的な遺伝子合成と遺伝子改変

   遺伝子配列情報から,目的遺伝子を合成する
   遺伝子を好みや目的に合わせて改変する。

・遺伝子工学実験3:耐熱性酵母への遺伝子導入

   酵母の栄養要求性と形質転換マーカー...代謝と酵素と遺伝子の関係
   遺伝子導入方法の改良...遺伝子はなぜ細胞に入るのか。

・遺伝子工学実験4:酵母での外来遺伝子発現と酵素生産→酵母菌で発現させた酵素の活性を測定する。

   導入遺伝子の発現...遺伝子発現のしくみ
   アミラーゼ活性の測定...酵素反応

大学院 生命機能化学特論
 今年度は研究室で持っている13種類の酵母の性質を調べました。Saccharomyces cerevisiaeはやはり発酵能が高いく,Kluyveromyces marxianusの耐熱性は一番。でも,冷蔵庫でさえよく増速する酵母もいれば,キシロースを資化できる酵母もわりといたりと,噂通りの性質を示す酵母や,意外に能力の高そうな酵母など,調べてみると実に面白い。その内,公表できるといいと思っています。

20年度
 3年生への4年生からの研究紹介(卒論で何をしているかの参考になるかも)
 環境と人間 食料とエネルギー問題
19年度
 応用分子生命遠隔講義 19年度はバーバラ・マクリントックと遺伝学
18年度
 応用分子生命遠隔講義 18年度は遺伝学とゲノム

16年度のデータ
学部
生物化学I (赤田)
生物化学II (赤田)
微生物学 (赤田)
遺伝子工学 (赤田)
応用化学工学実験III (旧IV) (星田・赤田) これで遺伝子工学がわかる。
・遺伝子工学実験1: 遺伝子の探索と取得→有用生物を探索し,その遺伝子を取る。
  微生物のアミラーゼ活性検出→→→酵素アミラーゼを知る
  PCR法によるアミラーゼ遺伝子の増幅→→→PCR法の理解

・遺伝子工学実験2: DNAの精製と遺伝子導入→アミラーゼ遺伝子を改変し異種の酵母菌に導入する。
  遺伝子の大腸菌での増幅→→→プラスミドDNAによる遺伝子改変と増幅
  DNAの酵母菌への導入→→→遺伝子導入法

・遺伝子工学実験3: 酵母での外来遺伝子発現と酵素生産→酵母菌で導入遺伝子を発現させ,発現した酵素の活性を測定する。
  導入遺伝子の発現→→→遺伝子発現のしくみ
  アミラーゼ活性の測定→→→酵素反応

大学院修士
分子生物工学特論 (赤田) 16年度はタンパク質の構造からバイオインフォマティクス

 酵母の全必須遺伝子のデータベースを作成しました。受講生の皆さんご苦労様でした。
 酵母データベースは酵母工房に載せて行く予定です。